1.鳴子・東鳴子

2008/12


 2へ進む   3へ進む  



 今回のスタートは、秋田行き飛行機予約時の豪雪予言からでした。こんな予知当たらんでいい(;_;)

 よりによって当日、強烈な大寒波が日本海側を襲い、新千歳空港は夕方まで完全閉鎖。それに巻き込まれて使用機体がなく運休になる便も多数。秋田行き飛行機も、新千歳→女満別→関空→秋田と動くから、どうなるかと思っていたけど、「秋田雪のため、仙台か羽田か関空引き返しの条件つきで運行します」とのメールが届く。
 飛ぶことは飛ぶらしい、千歳行きが運休になった分空いた機体をまわすのね、と安心したのに。

 ガンで危篤騒ぎを繰り返し、一進一退だった犬の入院を済ませ、何とか関空へ向かう途中、一足先にフェリーで車を運ぶ連れから「秋田行きのフェリーが欠航になった」との報が入る。仙台行きは予約できたと。秋田行き飛行機の変更可能性空港も仙台。また偶然な。

 関空で念のため仙台行きに変更できないか聞いてみたけど、ツアー扱い(ダイナミックパッケージ)だから無理だという。
 これはもう、いきなり秋田空港閉鎖で仙台へ降りるドラマティックパターンを期待するしかないな、無理なら明朝秋田から仙台へ新幹線で移動かな、と思いながらカードラウンジでコーヒー飲んで、ふと気になって携帯から発着情報見たら、秋田行きは今度は使用機体到着遅れで、3時間遅れの20時前発になったとのアナウンスが。

 おいおいおいおい、それ飛ばなかったら代替策なくなるぞ、と再度カウンターに確認に行ってみたらば、目の前で秋田行き欠航決定の報が入る。これでツアー扱いの航空券も自由度が上がる。「明日の便への振替又はキャンセル扱いになる」と言われたが、ダメモトで「伊丹へ自力移動するから仙台行き乗せろ」と交渉してみたらば、今度はOK。大ラッキー。
 仙台行き最終便へ振り替えてもらい、直行バスに飛び乗って伊丹へ。

 バス車内で宿予約して(んで車酔いして夕食がとれず、しばらくカードラウンジで沈没した)、無事仙台へ。結果論として、この日JALで東北方面へ飛んだのは仙台行きだけだったので、フェリーが仙台行きになったのは僥倖でした。すごい偶然。
 しかし、マンガのような怒涛の一日だったわ…。



そして、予定になかった仙台光のページェントも少し見れてしまった。

朝から風花舞う露天風呂でうだうだして、10時半頃無事合流。
雪の中をまっすぐ鳴子温泉へ。




昼食は何度か看板の出ていた「誠心庵」へ。




えび天ぷら蕎麦\1,050、うん結構美味い。




まずは鳴子温泉の姥の湯へ。湯上り処。




混浴露天の「啼子の湯」(含芒硝重曹泉)は貸切だった




「こけし湯」(含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・塩代物泉)が
一番良かったな。写真は撮れず、これは「亀若の湯」(含鉄単純泉)。




レトロ電話。




温泉神社は雪の中だった。持参の長靴でラッセル。




ラッセルもどきの跡。




鳴子峡へ行ってみるも通行止め。これは翌日国道から撮ったもの。




こういう河原の風景好きv




15時半すぎに東鳴子温泉・旅館大沼到着。




まずはお抹茶とお干菓子。お茶は久しぶりだ〜。




ロビーのコケシ群。さすが鳴子。




トイレ・坪庭つきにグレードアップしてくれていた。




天井の勾配屋根?が不思議だけどいいカンジ。




坪庭の雪が風流。夜中も雪明りで降り積む雪を眺められた。




ここはいくつか除いて自由貸し切りの温泉がたくさん。
まず「陽の湯」(純重曹泉・備長炭)へ。窓からの眺め良し。




予約制の「母里の湯(もりのゆ)」(含芒硝・食塩重曹泉=赤湯)。
ここだけは離れているので送迎バスで行く。
ちょうど黄昏時で、とても幻想的でした。




食事まで時間あるので、本館の露天「石割の湯」(赤湯)へ。
すだれの向こうには獅子が2匹いて、雪かぶっていたのではらってみた。




部屋食は18時から。




食後、「陰の湯」(純重曹泉・薬石)で1時間半程うだうだ。
最初の10分くらいは熱過ぎて水でうめてたんですが。
三日月型の窓から入る光が湯に映って綺麗。






次のページへ 紀行トップへ TOPページへ