奈良4・月ヶ瀬から飛鳥へ

2005/03/06


  
 飛鳥   斑鳩   葛城   吉野   長谷 



「ガラスの仮面」@美内すずえには「紅天女の梅の里」というのが
出てくるが、これは奈良県がモデルだというのは一部で有名。
天川村の位置に月ヶ瀬村の梅渓をはめ込めば良いらしい。
天川は凍結注意の時期なため、見頃にさしかかった月ヶ瀬梅渓へ。




梅は5分咲きくらい。だいたい毎年、春分の日あたりに満開になる。
下界では桜が咲こうという時期に梅が咲き誇る山深き里。
…で、梅を無視して背景資料写真を撮りまくる竹内センセイ…。




月ヶ瀬を後に、大和へ戻る。まずはやはり伝記モノ主役の石上神宮へ。
昨日からの十字架ネタ。物部氏の封印状況を検証して喜ぶ二人。
本来の本殿とか本来の禁足地とか、いろいろ隠された宮だなあ。




実は今回のメインイベントは三輪。いつも早朝か夕方にしか来ないため
昼間これほど渋滞しているとはー、という感じ。駐車場待ち長し。
とりあえず参拝は後回しにして、まずは三輪素麺「森正」で昼食。
冬場はにゅうめん(温かい素麺)や釜揚げ素麺もある。三輪素麺は
やはり最強。店の雰囲気も良く、やはりここは観光客にはお勧めだ。
約一名、背景資料写真撮ってる漫画家もいましたが(笑)
竹で作った柄杓がすごく風流で、竹細工教室の参考用に欲しいと思って
聞いてみたけど、備品だからダメと言われた。記憶で創るしかないか。




大神神社(おおみわじんじゃ)の本殿に参拝後、くすり道を通って狭井神社へ。
体力と時間のある時には、ぜひ磐座巡り登山をどうぞ。神秘的です。




1月と違って時間があるので、のんびりと久恵彦神社へ回る。
途中の展望台からは、大和三山・金剛葛城山系、大鳥居が見渡せる。
ここの風景、熊野本宮から見た大斎原に似てるかも、とふと思う。

若宮神社経由で車に戻り、1月とは逆ルートで飛鳥方面へ。加茂氏の
発祥地を見たからには、安倍氏の発祥地も見るでしょう、ということで
安部文殊院へ。実は本殿に入ったのは初めてだったり。お茶菓子付の
参拝になるのだが、この干菓子が五芒星でネタくさい。内部では
岡野玲子の「陰陽師」原画展も行われていた。しかし、HPをはじめ
ネタくささの漂う寺だが、文殊菩薩はさすがの風格で、認識を反省。
さすがに日本三大文殊なだけあります。いや、迫力ありました。




そのまま飛鳥方面へ向かうも、史跡全部無視して、正月に放映された
NHK「大化の改新」ロケセットを見に行く。ここもまた資料(笑)




地図にも載らず、案内板もまったくないため、閑散としている。
二上山や葛城山系を背景に、棚田の中に民家が点在する。




「アジア系ファンタジーの資料に使えるね」




その後も資料探しの旅は続く。例のクライマックスの地下牢
のモデル探し案では、かなりネタ炸裂させていたような(^^;)
触って入れる矢田民族博物館公園でも古民家資料写真撮影会。




さて、クライマックスは、東大寺二月堂の修二会・松明上堂。
日曜日だからか意外と空いていて、17時半頃でも最も近い駐車場
が入れた。空腹になってきたため、南大門前の土産物通りで饅頭等
を買い込み、鹿せんべいで癒しのひと時。しかし一頭根性のある
鹿がいて、あの急勾配大段差の南大門を越えて着いてきた。すげ。
ここで園(ぎおん/冬威叔父様の駒鬼)の正体と隠された秘密が
決定されたとかいうのは別の話。本編には結局出なかったし。

まだ明るいうちに二月堂到着、土手上から二段目左端をゲット。
同じく待っているおばさん達と歓談し、場所取りをお願いして堂へ上がる。




席取り場所あたりを見下ろす。時間が早いとまだこんな感じ。
これが30分ほど前になると大混雑する。見下ろすとちょっと優越感。




生駒山に沈む夕陽。二月堂は夕陽の名所である




19時、境内の明かりが消え、大たいまつが回廊を上がってくる。
20分ほどの炎の祭典だが、とにかく見ごたえがある。


ちなみに、前年度に行ったおたいまつのレポは こちら



たいまつ終了後、二月堂に上がって参拝、夜景を見た後駐車場へ戻る。
東大寺大仏殿もほのかな明かりを灯し、池に写る姿がなかなかに幻想的。
さすがにここまで人が多いと、ムササビは出てきてくれなかった。


車に戻り、夕食後解散。未来ちゃんは翌日は斑鳩の里へ行ったもよう。
私は当然、普通に仕事でした(^^;) 2日連続深夜徘徊は眠いです。




  
次のページへ 旅人の賦トップへ TOPページへ