吹雪の氷瀑

2010/02/06



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前年、高見山へ樹氷登山に行って空振りだったため、ほぼ確実に
樹氷が見られそうで、ロープウェイで簡単♪な御在所岳へ行こう、
という話をしていたが、暖冬の影響でなかなか樹氷ができず、
隙間の唯一寒そうな日を狙って行ってみた、が。天気予報は雪。

一応前日にロープウェイに電話して、「かき入れ時なので、少々の
風なら様子を見ながら運転する」という正直な返事をもらい、
当日レーダーを見たら雲に隙間があるので、雪時々曇り、たまに
晴れると甘く見て出かけたら、すごい一日になったのでした。




近鉄を乗り継いで湯の山温泉駅へ。結構遠い。
始発で出発したユエちゃんは、途中列車遅延で
近鉄特急への乗り換えが3分という事態に。
なんと、列車内から駅に電話して、割引切符の用意と
改札口開けの対応をしてもらい、駆け込んでセーフ。
休日早朝だったとはいえ、近鉄駅員さん、なんて良い人なんだ(;_;)
いつでも誰でもやってもらえると思われると困るので、おおっぴらに
感謝できないあたりが寂しいけど、本当にありがとうございました。

しかしこの日、滅多にない積雪で、名古屋直通のバスは遅延、
30分近く待って、湯の山温泉行きの始発バスへ。




風が強いため、常時運転のはずのゴンドラは、
30分に1回のまとめ運転になっていた。




10人乗りのゴンドラ、先頭で乗れたので、
二人で先頭部に座って窓にかぶりつき。




しかし真っ白です。まわり見えません。
最高高さの鉄塔も吹雪でかすんでます。




ソフトで補正かけてるけど、実際はもっと霞んでました。




山頂駅、積雪は40cm。長靴の無料貸し出しも
あったけど、登山靴にスパッツなので借りず。
ふかふかの雪なので、アイゼンは結局使わなかった。




すごい風で、駅舎から出るまで大騒ぎ。
真の山頂は雪煙の向こうに霞んで見えない。




途中滑ったりしながら、徒歩5分ほど下った「氷瀑」へ。
骨組みに水をかけて凍らせた「人工樹氷モンスター」で、
前週暖かくて一度溶けたが、ほぼ復活していた。




理屈は自然の氷瀑と同じなので、独特の青が綺麗。




手前の低木にも飛んできた水が凍って
樹氷ではなくつらら状になっていた。




しかし寒い。とにかく寒い。
指先が凍って痛くなってきたため、慌てて建物へ。




すぐ横がレストラン。




もう11時半だし、昼食にするか、と店内へ。




これは私が頼んだ朴葉焼き定食。




こちらはユエちゃんの薬草うどん定食。

食事したら体が温まったのか、この後同じ気温でも
指先が凍ったりはしなかった。カロリーて大事ね。




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